給料を教えてくれない習慣？
臨床看護師をしていると教員の給料がいくらなのか見当もつきませんよね。私は臨床看護師も教員も経験しましたが、正直私もいまだに何が相場なのかわかりません。なぜなら医療業界はとくに「経験により優遇します」の表記が多いですし、教員も「大学規定によります」と書いてあります。しかし、給料がわからないのに応募するなんてありえないので、私は今までずっと応募するときに私の経験なら年収はいくらになるのか人事課に聞きました。たいてい規定を見せてくれるか、この経験年数なら＊＊くらいと答えてくれます。でもそれが失礼なことなのかどうか私は知らないです。別の先生は「ローン払えなかったら困るので給料は教えてください。払えない金額だったら応募しないし、内定頂いても働けないので失礼になりますので。」と言っていました。その感覚が普通だと信じたい。でもほとんどの人は、働いてから給料を知ったと言います。
相場がわからない理由はもう一つあります。それは、職場によって本当に幅があるからです。例えば、何も学位がなく教育経験もない助手で年収800万以上の時もあれば、修士号のある助教で700万のこともあるし、修士号のある助教で500万のところもあるのです。その大学の懐事情ってことですね。
大学教員の給料の公開情報
国立大学は給与水準が公開されています。ですから教授はだいたい年収1千万くらいが相場のようです。でもそれ以外は国立大学間でもかなり幅があります。2022年に日経バイオテクが出していた記事でも幅がわかります。
ほかに公式でわかる方法はJREC-IN Portalで確認してみることです。地域によって差があるかもしれません。
最初のページで職種を選んでみてください。職位は上から、教授・准教授・講師・助教です。
そのあと、分野を選びます。看護が出てきますので興味ある分野にチェックを入れます。
検索すると、募集している大学名や分野、職位、給料がだいたい提示してあります。教員は仕事に任期があるところがあり、3年以上同じ職位ではいられないところもありました。だから同じ大学でポストが空けばどんどん昇進するか、任期が来たら満期終了で退職するかなど、様々です。任期といっても手続きだけのところもありますし、給料も含め、これらの情報はいろいろな先生同士で情報共有している実情もあります。
